2023/01/02

車を売却するときに、「何が必要なの?」って疑問に思う人は多いかと思います。
基本的には、売却する車屋さんから必要な書類についての説明がありますので、その説明通りに書類を揃えれば問題はありません。
いざ、売ろうと思っても書類に時間がかかってしまうことがありますので、あらかじめ必要な書類は確認しておきましょう。
車を売る際は車と書類が揃わなければ、買取業者から入金はされません。
車はすぐに手渡せても、書類に時間がかかってしまうので、買取金額が下がってしまったというケースもあります。
車屋からすれば、書類が揃わなければ、車は鉄くず同然です。
名義が変えれないので、売りたくても売れないからです。
ですので、事前に必要な書類を把握して、早めに揃えれるように準備しておきましょう。
では、車を売却する際に必要な書類を詳しく説明していきます。
目次
必要書類

車を売却するときには、名義変更を行わなければなりません。
名義変更の手続き自体は、売却先の車屋さんがしてくれる場合がほとんどです。ただ、手続きに必要な書類は自分で用意しなければなりません。
普通車と軽自動車で必要な書類が変わってきますので、項目に分けて説明していきます。
<普通車を売却する際に必要な書類>

(自分で用意する書類)
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- リサイクル券
- 印鑑証明(発行から3ヶ月以内のもの)
- 実印
- 自動車税納税証明
(場合により必要なもの)
- 住民票
- 戸籍謄本
- 免許証のコピー
(買取店が用意してくれる書類)
- 委任状
- 譲渡証明書
まず、車検証を見てみましょう。
車の所有者が誰になっているかによって必要な書類が変わってきます。
車検証の所有者が自分の場合
車検証の所有者に記載されている名前と住所を確認してください。
名前が結婚等で変わっていないか、住所が引っ越し等で変わっていないかを確認します。
印鑑証明の名前と住所と同じであれば、基本的には印鑑証明だけで構いません。
もし、印鑑証明の名前や住所と違う場合は、場合により必要なものに記載している住民票や戸籍謄本などが必要になってきます。
車検証の所有者に記載の名前、住所と印鑑証明の名前と住所が繋がる書類を用意しないといけません。
免許証に繋がりがあるので免許証でもいいですかという方もいますが、免許証では名義変更はできません。
市役所で取ってくる住民票や戸籍謄本でなければ名義変更には使用できません。
印鑑証明を取得する際に一緒に取得しておきましょう。
車検証の所有者が車屋もしくはローン会社の場合
こちらも同じように印鑑証明や名前、住所の繋がりである住民票や戸籍謄本が必要になってきます。
車屋やローン会社によっては、免許証のコピーで大丈夫な場合もありますが、印鑑証明や住民票、戸籍謄本を取得しておくと間違いはないでしょう。
基本的には買取店が調べてくれるので、その説明通り準備すれば問題はありません。
車検証の所有者が車屋もしくはローン会社でローンが残っている場合
銀行でマイカーローンを組んでいる場合は、基本的に持ち主(自分)の名義になるので、特に必要な書類はありませんが、車屋でローンを組んでいる場合は、残債一括代金を調べる必要があります。
なぜかというと、ローンが残っている状態では、車検証の所有者に記載のある車屋もしくはローン会社が所有権解除といって名義変更に必要な書類を出してくれません。
ローンを完済した後でなければ、名義は変更できませんので、いくら残っているのか、完済しているのかを買取店が調べてくれます。
名義先によって必要書類は変わってきますが、印鑑証明と実印があれば基本的には問題ありません。
多くの場合は、免許証と認印があれば残一括代金を書類で出してくれます。特別準備するものはないケースが多いです。
<軽自動車を売却する際に必要な書類>

(自分で用意する書類)
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- リサイクル券
- 自動車税納税証明
- 認印
(場合により必要なもの)
- 印鑑証明
- 実印
- 住民票
- 戸籍謄本
- 免許証のコピー
(買取店が用意してくれる書類)
- 申請依頼書
こちらも普通車と同じように車検証を見てみましょう。
所有者が誰になっているかで必要書類が変わってきます。
注意していただきたいのが、普通車と軽自動車の車検証では所有者と使用者の欄が上下逆になっているのでしっかりと確認しましょう。
車検証の所有者が自分の場合
車検証の所有者が自分の場合、認印があれば問題ありません。
苗字が結婚等で変わっている場合は、車検証の所有者に記載されている苗字の認印があれば大丈夫です。
普通車のように住所の繋がり等は必要ありませんので、あまり手間が掛かりません。
車検証の所有者が車屋もしくはローン会社の場合
こちらは普通車と同じような書類が必要な場合があります。
認印と免許証のコピーで大丈夫な会社もありますが、印鑑証明や名前、住所の繋がりである住民票や戸籍謄本が必要な場合もあります。
取得できるのであれば、印鑑証明や住民票、戸籍謄本を取得しておくと間違いはないですが、取得にお金がかかってしまうので、買取店の指示があってから揃える方がいいかと思います。
引っ越し等で、すぐに取得できないような場合は、あらかじめ準備しておくと手続きがスムーズに進みます。
基本的には買取店が調べてくれるので、その説明通り準備すれば問題はありません。
車検証の所有者が車屋もしくはローン会社でローンが残っている場合
銀行でマイカーローンの場合は、基本的に持ち主(自分)の名義になるので必要ありません。
車屋でローンを組んでいる場合には、普通車と同じように残一括代金を調べる必要があります。
ローンが完済していないと、名義変更ができませんので、ローンがいくら残っているのか、完済しているのかを買取店が調べてくれます。
その際に、免許証と認印が必要です。
ローン会社によっては印鑑証明や実印、住所や氏名の繋がりの分かる書類(住民票や戸籍謄本)が必要になってきますが、必要な書類は買取店が調べてくれるので指示に従い準備すれば問題ありません。
<特殊なケース>
(車検証上の所有者の名義の方が亡くなっている場合)
普通車の場合
(自分で用意する書類)
- 車検証
- 自賠責保険証明書
- リサイクル券
- 代表相続人の印鑑証明(発行から3ヶ月以内のもの)
- 代表相続人の実印または認印
- 自動車税納税証明
- 所有者の除籍謄本
- 改製原戸籍
(買取店が用意してくれる書類)
- 委任状
- 譲渡証明書
- 遺産分割協議書
特殊なケースですが、所有者が亡くなられている場合は、買取店でも必要な書類が分からないケースがあります。
普通車は財産扱いになるので、相続人の方から署名と捺印をしてもらうようになります。
家族構成等によって必要な書類が変わってきます。
買取店も分からないケースがあるので、その場合は買取店が陸運局に必要な書類を確認してくれます。
陸運局とは名義変更等の手続きを行う場所です。
状況によって必要な書類が変わってきますので、買取店からの指示を待ったほうが良いです。
揃った書類を陸運局で確認してもらい、不備があれば再度取得するという形になることもありますので、何度か市役所に足を運ばなければならないこともあります。
軽自動車の場合
軽自動車の場合も普通車と同じような書類を揃えないといけないケースもありますが、基本的には認印だけで大丈夫です。
こちらも状況により変わってきますので、買取店へ確認し、その通り準備しましょう。
まとめ
いざ車を売ろうと思っても必要な書類がたくさんあります。
買取店へ車を高く売るのであれば、書類等も早めに準備しておくことをおすすめします。
書類が揃わなければ、買取店は車を処理できませんので、早く車を売る意味がありません。
書類と車を揃えて早く渡せるようにすれば、買取金額も高く取ってくれるので、事前に準備できるものはしておきましょう。
不安な方は事前に買取店へ聞いてみると良いです。
いざというときに困らないように、しっかりと確認しておきましょう。