2023/01/02

今までは「事故車の買取」というのは、考えられないことでした。
しかし、最近では事故をして動かなくなった車でも値段が付くようになりました。
ぶつけてぐしゃぐしゃになってしまった車や故障で動かなくなってしまった車も売ることができるようになりました。
目次
事故車ってなに?
中古車を見ていると、事故歴や修復歴の有無について記載されていると思います。
昔は事故車という言い方をしていましたが、現在では修復歴という呼び方をされています。
事故車というと、車同士がぶつかった車を想像する方が多いと思います。
もちろん、車同士が衝突した車もあれば、壁にぶつけた(自損事故)車や物が飛んできて凹んだ車なんかもあったりします。
事故車という言葉では、語弊がある為、修復歴という言葉が使われるようになりました。
そもそも事故車ってどこから事故車扱いになるの?
皆さんは今まで、愛車をぶつけて修理したことはありますか?
例えば、壁に擦ってバンパーやドアにガリ傷を作ってしまったことや、ドアをぶつけて凹ましてしまったり。。。
傷ができた個所を板金したり交換して修理したと思います。
でも、バンパーやドアを修理しても修復歴にはならないんです。
修復歴とは、車の骨格にあたる部位を修理・交換した場合に修復歴有と表記されます。
ドアやバンパーは骨格にネジ止めされている部品ですので、交換や修理しても修復歴にはなりません。
ただ、ドアやバンパーが押され、中の骨格に損傷が出れば修復歴有になります。
事故をした車でも売れるのか?

では、事故をした車でも売れるのでしょうか?
すべての車が売れる訳ではないですが、売れないということはありません。
それも1万や2万ではなく、何十万とお金になる車もあります。
こんな事を書くと、「どうせ何十万もかけて修理した車だけでしょ」と言われそうですが、事故したまま修理をしてないぐしゃぐしゃの車でも売れるんです。
修理費と買取価格を見て売るかどうかを考えましょう。

修理費が多くかかる場合や、保険があまり降りなかったりすると、すごく悩みますよね。
お金がある方ならぶつけた車は嫌だ、乗り換えようってなるんでしょうけど、僕みたいな貧乏人にはそんなお金ありません。
でも、事故した車が高く売れれば、次の車の頭金にすることもできます。
多くの人はこんな車売れないよなーって諦めてしまうと思うのですが、高く売れる可能性は0ではないので、そんなときには事故車専門の買取業者に直接見てもらいましょう。
買取業者は事故車を買ってどうしているの?
さて、ここで疑問がありますよね?
買取業者は事故などでぐしゃぐしゃになった車を買取してどうやっているのか。
もちろん利益が出ないのであれば、お金を付けて買取はしません。
多くの買取業者はこうやって利益を出しているのです。
修理して売れる車はオートオークションへ転売
比較的年式の新しい車や人気車種は、修理して売る方が利益になります。
事故などでぐしゃぐしゃになった車は比較的安く仕入れやすいので、修理して売っても採算が合うのです。
事故現状車としてオートオークションへ転売
修理工場を持っていない買取業者や修理が手間な場合は、買取ったままでオートオークションに売りに出します。
オートオークションでは、修理するために購入する業者や使えるところを部品取りとして購入したりする業者がいるのです。
部品取りして処分
使える部品だけ取り外し、使えない部品は解体業者に売ります。
解体業者に売る
修理しても売れない車や部品取りもしない車は解体業者に売りに出します。
鉄代として数千~数万円で買取ってくれます。
海外へ貿易に出す
日本車は海外でも人気です。
海外の方は修復歴や外装の傷、走行距離はあまり気にしません。
ですので、海外で需要のある車は、走れるようにして海外に輸出します。
車の損傷にもよりますが・・・

車の損傷の程度にもよりますが、私は事故等で大きく傷ついた車は乗り換えることをお勧めします。
もちろん、大切に乗ってきた車をそんなに簡単に捨てるなんて出来ないと思う方もいると思います。
大切に乗ってこられたからこそ、乗っていた自分が助かっているのです。
愛車が守ってくれたんです。
もし、仮に修理したとしても、大きな損傷をしたことがある車は、不具合が出る可能性が高いです。
何故かというと、ぶつかった衝撃で、エンジンやセンサーなどぱっと見傷ついていないところにも衝撃が加わり、小さな歪や亀裂ができてしまっていることがあるからです。
また、骨格を修理した車は、修理して箇所から錆ができやすく、強度も弱くなってしまいます。
何十万もかけて修理しても、元通りの車には戻らないので、私は乗り換えることをお勧めします。
ただ、軽度の損傷であれば、そこまで心配する必要はないので、修理して乗る方が良いと思います。
まとめ
昔と比べ、修理の技術も進化し、比較的お金をかけずに修理することが出来るようになりました。
事故車でたとえ動かなくなった車でも、値段が付く可能性が十分にあるのです。
事故車だから、動かないからと諦めてガッカリせずに、一度買取業者に査定してもらうことをお勧めします。
ダメもとでも可能性があるのであればやってみる価値ありです。
諦めずに頑張った結果、びっくりするような金額で買取ってくれるケースもあるのです。
もし、事故をしたりしたときはこのページを思い出してくれたら幸いです。