2023/01/02

いざ車を購入しようと思っても、車を買うときの流れが分からずに、ついつい後のばしにしてしまいますよね。
特に、初めて車を買うという人であれば、分からないことばかりで困りものです。
今回は、初めて車を買う人にも分かるように、車を買うときの流れや支払いの方法、書類などの手続きについて詳しく解説していきます。
目次
車を買うときに知っておきたい購入までの流れ

まずは、車を買うときに知っておきたい購入までの流れを簡単に解説していきます。
車は、普段の買い物と違って、買ってもすぐに乗れるわけではありません。
車を購入してから納車までの期間は、新車であれば最短で1ヶ月、中古車であれば、1〜2週間は最短でもかかります。
買った車に早く乗るためにも、スムーズに手続きを進めたいですよね!
初めて車を買うときに知っておきたい購入までの流れを見ていきましょう。
- 車の条件を決める
予算を決め、使用目的に合う車種を選んでいきましょう。車種はもちろん、色や必要な装備(カーナビなど)も決めておくとスムーズに車を買うことができます。 - 購入先を決める
車の条件が決まったら、実際にお店に行って車を見てみましょう。試乗や見積もりを取り、内容が決まれば契約をしましょう。あとは納車まで待つだけです。 - 車を買う際の支払い方法
車を買う際の支払い方法を決めましょう。支払い方法は、大きく分けて2つ。現金で支払うかローンを組むかです。もちろん、現金とローンを組み合わせることも可能です。ローンは銀行などで組む方法と、車屋でローンを組む方法があります。無理のない買い方をしましょう。 - 車の購入に必要な書類
車の購入が決まれば、名義変更や車庫証明取得に必要な書類を準備しましょう。車屋でもらう書類に記入や捺印をする書類と、役所で取得しなければならない書類(印鑑証明や住民票など)があります。
ざっくりと車を買うときの流れはこんな感じです!
次の章から車を買うときの流れを、一つ一つ詳しく解説していきます。
車の条件を決める

車を買うときの流れの一番初めのステップが、車の条件を決めることです。
予算や車種、色や装備など、自分の使用目的にあった車を選んでいきましょう。
なかでも重要な予算と車種選びについて詳しく解説していきます。
予算を決める
車を買う際、まずは予算の上限を決めておくことが重要です。
上限を決めておくことで、現実的な車選びができるので、車選びがしやすくなります。
現金での購入を考えている方は、貯金を全額購入資金に充てるのではなく、余裕を持った予算組みをしましょう。
また、ローンを利用する場合も同様に、月々の支払いを余裕を持った金額に設定することが重要です。
車を購入した後にも維持費(税金やメンテナンス費用、ガソリン代など)がかかりますので、余裕を持った予算組みをするようにしましょう。
車種・色などを決める
予算が決まったら、使用目的に合う車を選んでいきましょう。
使用目的を考えずに車を購入してしまうと、後で必ず後悔します。
- 通勤距離が長いのに燃費の悪い車で、毎月のガソリン代がバカにならない。
- 自宅や職場付近の道が狭いのに、大きな車を買ってしまい、運転しづらい。
など、車を買ってから後悔する人は意外と多いです。
予算の中で、使用目的にあった車種を選んでいきましょう。
購入先を決める

車の条件が決まったら、次は購入先を決めましょう。
新車の場合であれば、車種の取扱店へ、中古車であれば、欲しい車種の在庫があるお店に行きましょう。
予約を取らずにお店に直接向かってもいいですが、待ち時間があったり、在庫がない場合があるので、予約してから行くとスムーズに車を見ることができます。
購入先を決めて、契約、納車するまでの流れを解説していきます。
お店にコンタクトを取る
まずは、お店にコンタクトを取りましょう。電話で行く日にちを予約すると待ち時間なくスムーズに車を見ることができます。
電話をする際は、次の3点をあらかじめ伝えておくと話がしやすいです。
- 欲しい車種を伝える。
- 在庫・現車があるのかを確認する。
- 試乗ができるのかを確認する。
この3点を確認し、来店の日時を決めましょう。
来店する日が決まったら、その日にお店に行って車を見て、触って、自分の使用目的に合う車なのかを確認していきましょう。
車を見て気に入ったら、値段の交渉をしていきます。
値段の交渉や契約の仕方などを次の項で詳しく解説していきます。
契約をする
車が気に入ったら、値段の交渉をして、納得のいく金額になれば契約という流れになります。
値段の交渉の仕方ですが、まずは現状の見積もりをもらってから話を進めていきましょう。
最初に出してくる見積もりは、値引きがなく、保証やメンテナンスパック、コーティングなどのプランが入ったものが渡されるケースが多いです。
見積もりが出てきたら、まずは見積もりの内容を確認していきましょう。
自分の欲しいオプションやプランが入っているかを確認します。
見積もりの内容が確認できたら、値段の交渉をしていきましょう。
値段交渉の際は、競合のライバル車種の見積もりがあると値引交渉がしやすくなります。
値引交渉のポイントは、値引ありきの競合という姿勢ではなく、本当に迷っていると真剣に検討する態度を見せることです。
値引ありきの競合という姿勢で値引交渉してしまうと、
「じゃあ、そっちの店で買ったらいいんじゃないですか?」
と相手にされなくなってしまいます。
そうなったら元も子もないので、本当に迷っていて真剣に検討しているという態度を見せながら交渉してください。
俳優・女優ばりの演技力で、うまく値引交渉を進めていきましょう!
値引交渉が終われば、あとは契約書にサインするだけです。
納車
車の契約が完了したら、納車までの間に車の購入代金の支払いと、必要書類を提出しましょう。
支払いと書類の提出が終われば、あとは納車まで楽しみに待つだけです。
車の購入に必要な書類

車の購入に必要な書類をまとめました。
普通車と軽自動車で準備する書類が変わってきますので、注意が必要です。
普通車
まずは、普通車を購入する際に必要な書類から説明していきます。
- 印鑑証明(発行から3ヶ月以内のもの)
- 委任状
- 車庫証明
- 実印
普通車を購入する場合は、この3種類の書類と実印が必要です。
自分で取得しなければならないのが、印鑑証明です。
委任状と車庫証明の書類は、基本的には購入店で準備してくれるので、書類を作成するだけです。
軽自動車
続いて、軽自動車を購入する際に必要な書類を説明していきます。
- 住民票(発行から3ヶ月以内のもの)
- 申請依頼書
- 車庫証明(地域によっては不要な場合があります)
- 認印
軽自動車を購入する場合は、この3種類の書類と認印が必要です。
自分で取得しなければならないのが、住民票です。
申請依頼書と車庫証明は、基本的には購入店で準備してくれるので、書類を作成するだけです。
車を購入する際の支払い方法

車を購入する際の支払い方法は、大きく分けて2つあります。
1つ目が現金で支払う方法、2つ目がローンを組んで支払う方法です。現金とローンを組み合わせて支払いをすることもできます。
現金での支払いとローンでの支払い、現金とローンを組み合わせた支払い方法について詳しく説明していきます。
現金
現金での支払い方法を説明していきます。
車を購入する場合、ほとんどの場合が購入してすぐに“手付金“を支払わなければなりません。
手付金の金額は、購入店によって変わってきますが、一般的には1〜5万円、多くても車両代金の10%ほどです。
車両代金の総額から手付金を引いた額を、指定された日にちまでに入金するようになります。
入金方法は、店舗まで現金を持ち込む方法と振り込みの2種類あります。
店舗によっては、振り込みのみの場合がありますので、予め確認しておきましょう。
また、振り込みの場合は、振込手数料を負担してくれるのかも合わせて確認しておきましょう。
ローン
ローンでの支払い方法を説明します。
ローンの場合は、購入する車屋でローンを組む方法と、銀行などでローンを組む方法があります。
購入する車屋でローンを組む場合は、商談の段階でローンを組みたい旨を伝え、事前に仮審査をしておきましょう。
銀行などでローンを組む場合も同様に、事前に仮審査をしておくことをオススメします。
いざ、車を購入しようと思っても、ローンが組めななかったり、借入金額が足りなかったりする場合がありますので、必ず仮審査はしておきましょう。
ローンを組む場合は、支払回数または月々の支払金額を決めておくとスムーズに手続きが進みます。
金利によって、月々の支払金額やトータルでの支払総額が大きく変わってきますので、ローンを組む際はしっかりと確認しておきましょう。
現金とローン
最後に、現金とローンを組み合わせた支払い方法について説明していきます。
この場合も、先程のローンを組む場合と同様に、事前に仮審査をしておきましょう。
現金をいくらか入れることによって、月々の金額が安くなったり、支払回数を減らすことができます。
また、借り入れる金額が少なくなるので、ローンの審査も通りやすくなるといったメリットがあります。
車は購入してからも維持費がかかるので、貯金を全額車の購入代金に充てるのではなく、余力を残しておきましょう。
車両の支払総額からローンを引いた残りの金額を、指定された日にちまでに支払うようにしましょう。
車を購入後にかかる費用

車は購入するときだけにお金がかかるのではなく、購入後も維持費がかかってきます。
車を購入した後にかかる維持費について説明していきます。
ガソリン代
当たり前ですが、車を動かすためにはガソリンが必要です。
乗ったら乗った分、ガソリン代がかかります。
車によって、レギュラーガソリン、ハイオク、軽油が決まっていますので、車に合った燃料を給油しましょう。
最近、どんどん普及している電気自動車の場合は、充電する電気代がかかります。
任意保険
車を購入したら必ず加入しないといけないのが、任意保険です。
『任意保険だから、入るか入らないかは任意でしょ。』
と思っている方もいるかとは思いますが、必ず加入しましょう。
任意保険に入らないのであれば、車を購入する資格がありません。
万が一、事故を起こしてしまった場合、人を怪我させた、死亡させた、モノを壊してしまった場合、損害を賠償できますか?
強制保険である自賠責保険には限度額が決まっていますので、自賠責保険だけでは賠償することができません。
必ず加入するようにしましょう。
任意保険は、年齢や等級によって金額は変わってきます。年齢が若い、保険の等級が低いと保険料は高くなります。また、加入する保険の内容によっても料金は前後します。
年払いと月払いができますので、自分に合った支払い方法を選びましょう。
自動車税
4月1日時点で車を所有している人が支払わなければならないのが、自動車税です。
支払いは年に1回、5月末までに支払わなければなりません。
車検やメンテナンス費用
車にかかる維持費の代表でもありますが、車検代やメンテナンス費用がかかります。
車検は、新車の初回車検のみ3年に1回(2年に1回のものもあります)、通常は2年に1回(1年車検の車もあります)車検を通さなければなりません。
車検にかかる費用は、自賠責保険、重量税、印紙代、基本点検料金、部品交換があれば部品代や工賃がかかります。
車検の他にも、オイル交換や消耗品の交換(タイヤやバッテリーなど)などのメンテナンス費用が必要です。
車にかかる維持費については、別の記事でも詳しく解説していますので、参考にしてみてください。
まとめ

車を買うときの流れとは?車の購入から支払い・書類などの手続きのまとめ!
- 車の条件を決める
予算を決め、使用目的に合う車種を選んでいきましょう。車種はもちろん、色や必要な装備(カーナビなど)も決めておくとスムーズに車を買うことができます。 - 購入先を決める
車の条件が決まったら、実際にお店に行って車を見てみましょう。試乗や見積もりを取り、内容が決まれば契約をしましょう。あとは納車まで待つだけです。 - 車を買う際の支払い方法
車を買う際の支払い方法を決めましょう。支払い方法は、大きく分けて2つ。現金で支払うかローンを組むかです。もちろん、現金とローンを組み合わせることも可能です。ローンは銀行などで組む方法と、車屋でローンを組む方法があります。無理のない買い方をしましょう。 - 車の購入に必要な書類
車の購入が決まれば、名義変更や車庫証明取得に必要な書類を準備しましょう。車屋でもらう書類に記入や捺印をする書類と、役所で取得しなければならない書類(印鑑証明や住民票など)があります。
車を購入した後にかかる維持費のまとめ!
- ガソリン代
当たり前ですが、車を動かすために必要です。乗ったら乗った分ガソリン代がかかります。 - 任意保険
必ず加入しましょう。年齢が若い、保険の等級が低いと保険料が高くなります。また、入る保険の内容によっても金額が前後します。 - 自動車税
4月1日時点で車を所有している人に課税されます。 - 車検やメンテナンス費用
車検やメンテナンス費用が必要です。オイル交換などの日々の点検から、2年に1度の車検など、安全に乗るために必要です。
車を購入したいと思っているけど、なんだか面倒くさそうだと踏みとどまっているあなた。
この一連の流れを理解すれば、思っていたよりも簡単に車を購入することができます。
車は買うときだけでなく、買った後にも維持費がかかります。
しっかりとポイントを抑えて、素敵なカーライフを送ってください。