”現役”自動車営業マンが教える値引&買取交渉術

なぜ買取業者が高く買えるのか?その理由を現役営業マンが解説!!

time 2019/07/03

なぜ買取業者が高く買えるのか?その理由を現役営業マンが解説!!

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なぜ、買取業者が高く買ってくれるのか知っていますか?

それは、プロの査定士が隅々まで車を見てくれて、装備やグレード、状態、色までしっかりと評価してくれるからです。

これに対し、ディーラーの下取は車をしっかりと見てくれていません。ディーラーは年式、距離である程度判断してしまいます。

車を売ることが本業なので、買取る方にはあまり力を入れていないのです。

では、買取業者が高く買ってくれる理由を詳しく説明していきたいと思います。

 

目次

買取業者が高く買ってくれる理由

その1 ~査定の腕が違う~

買取業者の営業マンは査定ができないと仕事になりませんので、事故車かどうか見極める目を持っています。

買取業者の営業マンは、査定ができるまで先輩の営業マンと一緒に査定をしたり、査定の研修に行って査定の腕を磨きます。

圧倒的にディーラーの営業マンより査定する機会が多いので、査定の経験値が違います。

ですので、事故車かどうか、内外装の傷や汚れの評価がしっかりとできるのです。

それに比べ、ディーラーの営業マンはあまり査定が得意ではないです。

車を売ることが本業ですから、そもそも査定する機会が少ないのです。

下取査定はどうやっているかというと、車の年式、距離、外装の傷を確認する程度です。

ディーラーには査定本と言って、年式、距離でおおよその査定額が分かる本を持っていますので、査定本に乗っている車より距離が多ければマイナス評価、距離が少なければプラス評価という形で値決めをしています。

査定本は基本的に損をしないように相場よりも安い金額が載っていますので、しっかりと査定をして評価しなくても損が出ることは少ないのです。

 

その2 ~細かい装備の違いまで評価してくれる~

先ほど書かせてもらった通り、ディーラーの営業マンは年式、距離で査定本から金額を出しているので、同じような年式、距離の車では金額は同じ額を提示されます。

しかし、買取業者の場合は細かいところまでしっかりと査定して評価してくれるので、同じ車でも買取金額が違ってきます。

例えば、年式、距離、内外装の状態の全く同じ車AとBがあったとします。

Aは買取金額が100万なのに対し、Bは120万付けてくれるということがあります。

年式も距離も状態も全く同じなのに、なぜ金額差ができるかというとAの車にはオプションやナビが付いていなかったり、ナビのグレードが低かったりと細かな装備の違いを評価してくれるのです。

もちろんカスタムしている車もしっかりと評価をしてくれます。

他にも車検の残り期間によっても評価は変わってきますし、タイヤの山とかでも評価額が変わってきます。

このように、細かなところまでしっかりと評価をしてくれるので、同じような車でも買取金額が変わってくるのです。

 

その3 ~ディーラーの下取車を買取業者が買い取っている場合がある~

ディーラーで下取として買い取った車は、オートオークションに出品するか買取業者に売りに出しています。

びっくりされる方もいるかと思いますが、ディーラーが下取として買い取った車は、こっそりと買取業者に売りに出しているのです。

中古車も扱っているディーラーであれば、自分の店で販売することもありますが、大半はオートオークションか買取業者に売りに出しています。

中古車を扱っていないディーラーであれば、買取っても困りますからね。

では、なぜ買取業者に売るのかというと、オートオークションに出品するのは手間が掛かります。

オークション会場に車を運んだり、面倒な手続きもあるからです。また、オートオークションでは必ず売れるという保証がありません。

思っていた金額で売れない可能性もあるため、確実に買い取ってくれる買取業者に売った方が、手続きも楽ですし負担が減るのです。

ディーラー下取の裏側を知ってしまえば、買取業者に売った方がお得ですよね。

 

その4 ~独自の流通経路を持っている~

買取業者は独自の流通経路を持っている場合が多いです。

オークション会場と提携し、出品料等の手数料が安く済む

大手の買取業者はオークション会場と提携し、手数料があまりかからないので、その分買取金額に上乗せすることができます。

オートオークションの会場は出品料や落札料といった手数料で経営をしています。

なので、手数料を安くすれば損をするのではと思うかもしれませんが、大手の買取業者は買取台数が多いので、出品してくれる台数も多いです。

そのため、色々な車が揃うオートオークションの会場であれば、車を購入しに来る業者が多くなるので損はしないのです。

貿易業者とのパイプを持っている

海外では日本車はかなり人気があります。

海外で新車で日本車を購入しようとすると、税金が掛かるので、日本で購入するような金額では購入できません。

なので、日本に中古車を買いに来るのです。

日本では10年以上経過した車や10万キロ以上走った車はあまり需要がありませんが、海外ではあまり気にされません。

海外ではしっかり走れば、問題ないと考えるので、修復歴のある車や状態の悪い車でも高値で買取ってくれます。

日本では値が付かなくなった車でも買い取ってくれるのです。

買取った車をそのまま店頭に並べ販売している

買取った車を自分の店に並べ、販売をしている業者であればオートオークションに出品するための経費が掛からないため、その分買取金額に上乗せすることができます。

中古車を販売している業者は、オートオークションから仕入れるかディーラーや一般の方から買取して仕入れるかの2択ですので、余分な経費をかけずに買取できるので高く買い取ってくれます。

 

まとめ

買取業者は査定士としての腕を持っており、売れる車の装備や条件を把握しているので、細かなところまでしっかりと評価をしてくれます。

また、独自の流通経路も持っているので、高く買い取れる条件が揃っているのです。

ただ、買取業者によって、流通経路が違うので、色々な買取業者を比較してみることをおすすめします。

流通経路で高く取れる車種も違ってくるので、1社だけで売却してしまうのは勿体ないので、多少の手間は掛かっても騙されたと思ってチャレンジしてみて下さい。



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プロフィール

ひろ

ひろ

はじめまして、ひろと申します。 四国在住の30歳で、車屋で販売・買取の営業をしています。今年(2023年現在)で10年目を迎えております。 大学を卒業してから車の営業一筋で、これまでに販売・買取共に1000台以上の実績があります。転勤で西日本中心ですが、色々な地域で営業活動をしています。 なぜ、このようなサイトを作ったかというと、凄く損をされている方たちを何千人と見てきたからです。そういった人を少しでも減らせたらと思い、サイトを立ち上げました。 [詳細]

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